<イタリア地震被災者、連帯に信頼を寄せる (イタリア、5月24日(blog. Caritas org.)>
カリタス・イタリアは、5月20日に北イタリアを襲ったM.6.0地震で家を失った家族に支援を続けている。カリタス・イタリアのフランシス・ソッドゥ氏 は、カリタスに存在する連携ネットワークが現地カトリック教区を通じて迅速に現地入りを可能にしたことを強調する。エミリア・ロマーニャ地区でカリタス は、被災者のニーズに応えるセンターを設置している。ボランティアたちは被害者と話し、何が最も必要とされているか調べている。報告では、今後の再び地震 が来ることが懸念されている。カリタスは被災者を助けるために伊国防軍との連携を準備している。

<パキスタンで牧師による『コーラン』引用が冒涜と非難>
パキスタン・ラホール、5月29日(AsiaNews.it)
あるプロテスタント聖職者がパンジャブ村での礼拝中に説教に『コーラン』から数節を引用した。これに憤激した地元のムスリム指導者は、この牧師を冒?罪で法廷に立たせようとしている。現地キリスト者はいま、自分たちもムスリム共同体の怒りを買うことを恐れている。

調査:ロシア人のほぼ半数が「教会は攻撃にさらされている」と考える

ロシア、5月29日(AsiaNews.it)
パンクロック・グループPussy Riotの反プーチン・ソング事件、イコン冒?事件、およびキリル総主教を標的にしたスキャンダル報道以後、ロシア人のほぼ半数が、正教会の保護の必要性 を実感している。ロシア連邦内の46地域を対象に4月に行った全ロシア世論調査センター(VTsIOM)の調査が、これを明らかにした。それによると回答者の46%が、ロシア正教会は攻撃にさらされている、と考えている。

ダライ・ラマ「キリストの教えは人類の宝」
ウィーン、5月30日(AsiaNews.it)、一連の政治・宗教会合のためヨーロッパを歴訪するダライ・ラマ師は、ウィーン大司教クリストフ・シェー ンボルンに聖ステファノ大聖堂の参詣を願い出た。「宗教は平和を教えます。わたしたちは人生のあらゆる点において平和を実行しなければなりません」。「何 千何万という人がイエス・キリストの教えに大いに有意義なものを発見しており、この教えによって人生を精一杯生きることができるようになります。これは人 類の宝です」と、仏教指導者ダライ・ラマ師は述べる。シェーンボルン枢機卿はこのノーベル賞受賞者の訪問に謝意を表した。

<アルゼンチンの司教たち、人工妊娠中絶の法制定に抗議 アルゼンチン・ブエノス・アイレス、5月30日>(EWTN News)
ア ルゼンチン日刊紙Clarinによると、レイプ被害による妊娠中絶を罰さないとする3月13日の高裁決定以来、少数の地域でしか法が実行されていないとい う。同紙はアルゼンチン中西部クージョ地域の大司教たちが声明を発表したと報じる。声明では「レイプ被害者の女性は理解と支援を受けるべきですが、その女 性の傷は人工妊娠中絶というさらなる不正義によっては癒えることがありません」と述べられている。

まとめ: アルン デソーザ(イエズス会神学生)
村山 兵衛(イエズス会神学生)