<貧しい人々への食糧支援は、「なぜ貧困があるのか」の問いに迫る。>
教皇ベネディクト16世は、愛徳のわざが神について語ることを意味し、人々に問う心をもたらす以上、慈善団体は社会を教育する役割を持っていると、カリタス・イタリアのメンバーへの会見の際に述べた。
教皇は、愛徳のわざが希望を告げるというだけでなく、それ自体「貧しい人々がますます尊厳を持つことができ」、キリスト者の共同体がキリストに従い、市民社会が義務を背負うようにする「教育的」行為でもあると述べている。[Zenit]
<パキスタン、テキストメッセージで「イエス・キリスト」禁止>
パキスタン通信当局は、携帯電話会社にあてた手紙の中で、或るいくつかのテキストメッセージや単語・語句に規制を加えるべきとの大々的な批判的立場をとっており、その中には「イエス・キリスト」や「イエスを知ってるgot Jesus」がある。
イスラム教信者が95%を占めるパキスタンでは、キリスト者とヒンズー教信者は合わせても総人口の5%である。[The Christian Post]
<スーダンに内戦の脅威-司教たちが警戒>
暴動がスーダンおよび新たに樹立した南スーダンで拡大しており、国際社会が介入しなければ、内戦が脅威となりつつある、と同国の司教たちが指摘している。
スーダン司教協議会は、『神が我々に望む教会』と題する公式声明を発布した。
その中で司教たちは、「現地の人々の正当な希求が満たされなければ敵対が戻ってくるということを絶えず警告してきた」と述べている。[Zenit]
<多種多様な信仰者、一つの真理を求めて>
イタリア・アシジでの宗教間サミットに集ったあらゆる信仰伝統の巡礼者たちは、会合が歴史的に非常に重要な出来事であったことを認めた。「自分の時代の 平和のために、わたしたちは神に対して責任を負い、たがいに対して責任を負っている」というメッセージは、この世界宗教指導者会合を通じて一貫したメッ セージであった。
世界平和・正義へ向けての反省、対話、祈りの一日のモットーは、「真理の巡礼者、平和の巡礼者」であった。[Zenit]
<キリスト教コプト派教会の学生、十字架着用が理由で同級生に殺される。>
<インド、ジャールカンドでカトリック修道女殺害>
11月16日の早朝、インド、ジャールカンドのある人里離れた村で、シスター・ヴァルサ・ジョーン(イエス・マリアの愛徳姉妹会)が自宅で暴徒によって惨殺された。
<バグダッド教会再開>
(Robert Ewan記)昨年10月31日、晩のミサ中にアルカイダ系のテロリストによって58人が射殺されたバグダッド教 会が宗教指導者の面々の参列の下での特別典礼と共に、丁度1年となる今年10月31日、正式に再開された。シリア派カトリック教会バグダッド大司教エフレ ム・ヨウシフ・アッバ・マンソールは「我々は様々な障害にもかかわらず、周到に教会再建のために働いてきた」と述べた。[Tablet-10月29日]
<韓国軍隊、改宗者を獲得>
韓国のカトリック信者数は、軍隊での改宗者数のおかげで顕著な上昇を示している。Christa Pongratz-Lippit記者によれば、ここ60年で38万人以上が軍隊付き司祭たちにより洗礼を受けているという。数値は韓国カトリック信者の 7.4%にあたる。軍隊へのパストラル・ケアは韓国の全カトリック教会にとって実に重大なものであると、ユ・スーイル司教は強調している。 [Tablet-10月29日]
まとめ: アルン デソーザ(イエズス会神学生)
村山 兵衛(イエズス会神学生)