2021年4月14日
イエズス会社会司牧センター
所長 梶山義夫

  4月3日(土)から4日(日)、主の過越しと復活を祝うさなか、猛威を振るうサイクロンが東ティモールやその周辺のインドネシアを襲いました。被害は東ティモール全域に及びましたが、人口が密集している首都ディリでは、甚大な被害を受けました。特にディリ市内を流れる川の河川敷やディリ近郊の沼地の多い地域には、近年多くの人々が全国各地から職を求めて首都に来て、掘っ建て小屋を建てて生活をしていましたが、その人々の家は押し流されたり、水没したりしました。4月12日現在、少なくとも42名の方が死亡し、30名の方が行方不明となっています。亡くなられた方の一人は浦善孝神父が務める聖イグナチオ学院の先生でした。また1万戸を越える家が水没し、1万4千人もの人々が避難生活を余儀なくされています。道路も送電線も破壊され、いまだ水没しているため停電が続いている地域もあります。食糧などの物資の輸送も困難な状況に置かれています。

  現地のイエズス会社会サービス(所長:ジュリオ・ソーサ神父)では、まず避難生活を送っている人々を訪問し、食糧や衣服の支援活動を展開しています。

  イエズス会社会サービスの働きを本センターも支えることができればと思い、皆様方からの寛大なご寄付を願う次第です。いただいた寄付は、イエズス会日本管区からイエズス会東ティモール地区に送金し、この度の災害支援のためだけに利用されます。なお寄付受け付けは今年6月末までとさせていただきます。

 

《振込先 郵便振替》
口座番号 00140-4-94839
加入者名 イエズス会社会司牧センター

※通信欄に必ず 東ティモール と明記してください。
※2021年6月末で受け付けを終了します。

この募金活動は、6月末をもって【終了】いたしました。
ご協力くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。

 
 

▽ 写真提供:イエズス会社会サービス