イエズス会の大学における正義の促進
booklet
イエズス会社会正義とエコロジー事務局 から発行された同題名の文書が、この度、日本語訳のブックレットになりました。
イエズス会は、教会の望みと一致して、イエズス会の大学が、信仰とその本質的な要素である正義を促進するための道具であるよう、強く主張してきました。特に1975年の第32総会以来、正義が、イエズス会の目指す重大な価値となりました。
本書の目的は、大学が、正義のための献身的な働きを深め続けられるようにすることです。5章から成り、方向性だけでなく、世界各地のイエズス会の大学での、具体的な実践についても紹介しています。大学を含む高等教育の目的・アイデンティティは何か?学生の養成に、正義が、なぜ重大な要素なのか?学生が、どういう人間になってほしいのか?研究は、「誰のために、何のために」なされているのか?そして、不平等をもたらし持続可能性を妨げる状況を、なぜ研究の重点にすべきなのか?大学の一人ひとりは、なぜ大学の、貧しい人々を受け入れる社会的プロジェクトの貢献者であるべきなのか?そのために、どのように協働していくのか?
社会の周辺に追いやられた人々や貧しい人々の、問題とチャレンジに力を注ぐため、大学として、共同体として、あらゆる力を使うよう、語られています。
大学の教職員、教育に携わる方々はじめ、様々な分野の皆様にも、広くお読み頂きたい一冊です。本書は、個人で読み、または共同で考察して討論するために使われることが望まれています。
このブックレットをご希望の方は、イエズス会社会司牧センターまでお知らせください。1冊実費300円(A5版/100ページ、送料別途)です。