福島原発告訴団

2012年6月に結成された「福島原発告訴団」は、告訴・告発人が1万4716人となった。1月から始められた緊急署名は10万8333筆。

しかし事故から2年たって、福島の状況はさらに過酷となっている。止まらない放射能の放出、貯まり続ける汚染水、深刻な労働者被曝、持って行く所がない除染による放射性廃棄物、被曝地に住まざるを得ない人々、子どもたちの甲状腺ののう胞や結節とガン、進まない賠償、支援策の外に置かれる自力避難者、更に引き裂かれていく人々のつながり……。原発事故が引き起こした被害の膨大さに私たちは、立ち尽くすばかりである。このままでは、被害者が救われることも、二度と同じ過ちを繰り返さないことも、新しい価値観の世界を創ることもできない。

「平和といのち・イグナチオ9条の会」は、2013年4月28日に、この告訴の意味を弁護団の海渡雄一弁護士と告訴団長の武藤類子さんからうかがった。

第一部:海渡雄一弁護士「福島原発告訴団の意議と展望)」

第二部:武藤類子さん(福島原発告訴団長)「福島の真実に向き合って」

第三部:質疑応答:海渡雄一弁護士・武藤類子さん

脱原発ソング(日音協)