Left-Behind Children and the Idea of the Family

ブックレット"Left-Behind Children"

東アジア地域では、若い人たちの移動が盛んになっている。彼ら/彼女らは仕事を求め、自由な国を探している。貧困から逃れて、自分の将来を含め、家族や子どもたちの教育を心配しながら、どんな苦労に遭っても日本、韓国、台湾などへ出稼ぎに来ている。彼らは普段「移民」と呼ばれている。

この「アジア移住」、すなわち、 東アジアの「MIGRATION」の現像を取り扱う“Left-Behind Children and the Idea of the Family”(原文英語、2016年、116頁)という本が昨年末に出版された。

東アジア諸国に拠点を持つイエズス会系の移民ネットワークは、以前からアジア移住問題に関心を持ち、移民労働者と関わりながらその状況についての研究も続けている。2014年からイエズス会は、この新しい移民ネットワークを結成した。現在そのネットワークに、日本も含む7か国が加盟している。

昨年、ネットワークのメンバーの経験をもとに、5か国の研究者が自国の移民たちの現状を取り上げ、本を英語で出版した。この出版物は外国へ出稼ぎに出掛けた両親の生活状況よりは、あとに自国に残された家族や子どもたちの 目で、新鮮な立場から出稼ぎ労働者の状況等を取り上げている。

本のすべての報告は英語。しかし、少しでも日本の読者が理解できるように日本語の付録(25頁)を作り、様々な教育の場でも使いやすくできている。

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ブックレットをご希望の方は、お問い合わせフォームから「送付先住所」と「希望冊数」を明記の上、イエズス会社会司牧センターへご連絡をください。
実費 500円(送料別。日本語付録付)

2017年度 連続セミナーでの紹介

2017年度 連続セミナー「家庭における愛」の第5回「世界と日本の現状、分裂家族、移民、難民、戦争」で、本ブックレットを紹介しました。

セミナー
2017年度連続セミナー「家庭における愛」
2017年度連続セミナー「家庭における愛」

家庭をテーマにした2つのシノドス(世界代表司教会議)を受け、教皇フランシスコは使徒的勧告『愛の喜び』を発表しました。教皇は、どんな家庭もいつも完全で型通りのものではなく、家庭は、愛を発展させていく場だと述べています。そして、「家庭よ、歩み続けましょう、希望を失ってはなりません」と呼びかけています。今年度は、家庭をテーマにして、ご一緒に私たちの生活を見直してみませんか?【日程】2017年4月19日開講~全12回。第1・第3水曜日18:30-20:00

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